更年期障害とは
更年期障害は42歳頃から56歳頃までに起こりやすい症状
40歳を過ぎてしばらくすると、閉経を意識しはじめる方がいらっしゃると思います。
そして閉経に合わせるように訪れる「更年期障害の症状」昔から更年期にどんな症状があらわれるのかは、母親を見て、聞いて知っている方が多いのではないでしょうか?
必ず同じ症状が出るわけではなく、生活状況や体質でも変化します。
ただ、更年期になったからといって落ち込んだり、症状が出るのは悪いことではありませんよ。
どうしても症状が辛い時は、是非お気軽にご相談ください。
更年期障害の症状と原因について
更年期の症状は、閉経を迎えると共になくなると思っている女性が多いようですが、必ずしもなくなるわけではありません。
もともと閉経を挟んだ前後10年を更年期と言い、実際に閉経後も女性ホルモン減少の影響を受けて、
身体がホルモンの減少に慣れるまで、更年期障害の症状が続く方もいらっしゃいます。
更年期障害の症状
急性症状
- 血管運動神経障害・・・のぼせ、熱感、発汗、寝汗、動悸、肩こりなど
- 精神神経障害・・・不眠、不安、記憶力減退、物忘れ、頭痛、イライラ、抑うつなど
亜急性の症状
- 腟・尿道粘膜の萎縮・・・性交障害、腟炎、膀胱炎、頻尿、尿失禁
- 皮膚障害・・・乾燥、知覚障害、疼痛、しびれ、外陰部のかゆみ
- コレステロールの増加・・・悪玉コレステロールの増加、善玉コレステロールの低下
慢性症状
- 骨粗しょう症・・・骨折
- 心血管系の危険性の増大・・・動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞
更年期障害の原因
主な原因
- 更年期に伴う女性ホルモンの減少
- 今の社会的立場などの要因
- ストレスなどの精神的な要因
つまり女性ホルモンの急激な減少という根本的原因に、社会的・精神的要因が加味されています。
更年期障害は症状、その重さで病気と診断されます。
「更年期障害は病気なんですか?」と聞かれることがよくあります。
夫や子供に相談しても、病気じゃないから治療してもらえないよ、
と言われた方もいらっしゃると思います。
更年期障害は「ご本人やご家族の日常生活に支障をきたす場合」
病気として診断され、治療することが出来ますが、症状には個人差があり、受診されない方が多くいらっしゃいます。
症状を我慢することはとても辛いこと、あなた自身が不調を感じているかが大切なのです。
辛いと感じたら、いつでも私たちにお声かけください。