遺伝を回避する体外受精

[旧サイト ユーザー]

はじめまして。
私は遺伝性の筋緊張性ジストロフィーを患っています。父方の遺伝です。私の従姉妹も筋ジストロフィーで、そのお子さんが障害をもっています。私も子供に遺伝する確率は５０%ときいています。
私は結婚して５年が経ち、４年前から不妊治療をしています。２年前に７㎝の筋腫が見つかり摘出しました。その後経過観察兼不妊治療ということでタイミング療法やクロミッド、ソフィア等を処方してもらっています(大学病院なのですが、基本的には不妊治療はしてくれないのですが、タイミングの薬ぐらいなら出せるよと言って月１ぐらいで受診しています)
あくまで自然妊娠を希望していたのですが全然兆しがなく、このままなのかと落胆していました。遺伝の事もあり、夫婦二人でもいいかなとも思っていました。でも今年３６歳になります。ラストチャンスと思って色々調べていると、体外受精なら、いい卵子で受精するから大丈夫とYahoo知恵袋で見ました。これって本当でしょうか。回答お願いします。

[さくま診療所 院長 佐久間 航]

理論的には体外受精でできた受精卵の染色体をチェックすることで、子供への遺伝を防ぐことはできます。

しかし、重篤な遺伝性疾患に限ってのみ行うものなので、筋緊張性ジストロフィーがその適応となるのかは存じ上げません。

まずは遺伝カウンセリングなどの専門外来を受診してみてください。

では、ご参考にしてください。