出生前診断

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突然すみません。妊娠もしてないのですが、ずっと持ち続けている疑問があります。それは出生前診断についてです。
私の兄は知的障害者です。障害者のきょうだいは遺伝とかで煙たがられて結婚出来ないと聞きました。それから兄のことが嫌いです。早く死ねばいいのにと願っています。

そこで質問があるのですが、障害者のきょうだい(健常)は他の人より障害者を産んでしまうのですか？

また、出生前診断についてもお聞きしたいです。出生前診断で診断可能な障害はいくつかの染色体異常のみとどこかで見ました。私はもし妊娠したら将来必ず受けようと思っています。そして陽性であれば堕ろします。誰が何と言おうとお医者様に怒られようと堕ろします。育てるのはこちらですから。あんな奇声を張り上げたり出先で変な行動をされて白い目で見られることを何度も何度も経験したのですから、自分の子供は健常しか許容できません。

考えてみてください。子ども時代も障害者と共に過ごし、自分も障害者を産んでしまったら事故です。人生が終わります。負け組です。耐えられません。きょうだいが障害者という重荷を背負ったからこそ、私が親になるときは健常な子を授かるくらいのご褒美が欲しいと思っています。
私は健常な子でなくても身体障害や視覚聴覚障害であれば子を育てられます。知的障害者は兄がいるからこそ無理です。毎日障害者と過ごしたからこそもう見たくない。自分が知的障害者を産んだら、子を残して死ぬことを決めています。今現在10代の学生ですがそれだけは覚悟してます。
障害者と共に過ごして優しくなるなんて嘘だと感じますね。
「そんな覚悟がないなら親になるべきでない」言うのは簡単ですよ。そんな人に言いたい。産まれた時からもう既に障害者がいる生活、してみたら？

現在出生前診断で弾けるダウン症の子について天使とか言うのも気持ち悪いです。ダウン症の子も天使ではないし、障害者である前にただの人なのに親はよくそんな気持ち悪いこと言うな、というのがきょうだいの本音です。

だから、遺伝が不安だからこそ出生前診断に希望を抱いてます。今後、兄のような知的障害者を弾くことは可能ですか？出生前診断の仕組みがよくわからないのですが、技術が発展したら可能になりますか？それともいくら現在の出生前診断の技術を応用しても、将来知的障害者を弾くことはできないのですか？

[さくま診療所 院長 佐久間 航]

難しいですね。

ただ、一つ言えることはおっしゃるとおり、遺伝子で全ての疾患が明らかになるわけではないです。

妊娠期間中の検診でエコーによるスクリーニングは行ないますが、出産直後の対応を必要とする疾患を見つけるためのもので、障害を完全に発見できるものではないですね。

現時点でお伝えできる情報はこの程度かと思います。

では、ご参考にしてください。